「成功するには目の前のことを120%がんばるだけ」―ある女性社長のシンプル法則

父の会社に勤めていた時代、知人の紹介で、とある女性社長が、会社に営業に来た。
東京からやってきた彼女はいかにも、都会の美人キャリアウーマンといった風で、
ド田舎の薬問屋の倉庫にいていただくギャップに、若干の気まずさを覚えた。

彼女の本業はカウンセラーで、心理学の専門家のようだった。
自己実現的な題材も扱っているということで、
商談までの待ち時間、キャリアに人生に子育てに迷える私に、個人的にレクチャーをしてくれた。

目の前のことを120%がんばるだけ

成功するには、法則があるんですよ。
遠くの目標を決めたら、あとは目の前のことを120%がんばるだけなんです。
100%じゃだめ。120%やって、余った20%が貯金になるんですよ。
そうすれば、潜在意識は、ちゃんと目標に到達出来るように、自動的に導いてくれるんです。

人間万事塞翁が馬。
その時は、きついなぁ、ダメだなぁって思っても、将来その経験が、何かにつながるってこともあるんですよ。

当時、私にとって、携わっている業務や、収入、その他の状態が、理想とはあまりにかけ離れている状態だった。
若くて何でもやりたい盛りなのに、小さい子供もいるし、ビジネス的には行動がすごく制限されていて打ち手も少ない。
それでこの話を聞いた時点では、良くなるイメージもわかなかった。
この拘束された状態で、いったい私に何ができるというのか。

半信半疑だけど、今の私にはどの道それしかできないから。

けど、実際に彼女はそこそこ成功している人のようだったし、
「その彼女が言うならそうなのかもしれない。
どの道、今の私には、目の前のことをするしかできないから、
目の前の120%をやりなががら、自然な流れに任せてみよう。」
というようなことを思った。
そして常々、漠然と意識するようになった。

時は過ぎ・・・

4年後、おおよそ、目標を達成していた

その4年後、紆余曲折を経て、私は夢見ていた状態にこぎ着けることになる。

  • 独立開業する
  • セミナーに登壇して講師業をする
  • 切磋琢磨できる仲間と出会う
  • 時々東京に通う仕事をする
などなど、大小の夢や目標が、次々実現していくことになる。

引き寄せの法則とでもいうべきか。
結果的に、おおよそ彼女から話を聞かされた時点で、叶えたいと思っていたことの殆どが叶うことになった。

120%頑張るって?

何を、+20%足せばいいのか

 ここで「120%がんばる」って何をもって120%なのか、
ふわっとしているのだけど、方便のようなもので、
きっと下記のようなことを意味しているのだと咀嚼している。

  • 業務で求められている成果があるとすれば、その20%上をいくように努める。
    (いつもと視点を変えてリサーチしたり、お客さんに新しい提案をしてみたり)
  • 遊ぶ時間の20%をスキルアップの勉強にあててみる。
  • 普段からスキルアップをしている人も、20%増しでやってみたり、他分野の勉強も取り入れてみる。
  • 今まで行ったことのないコミュニティやワーキンググループに顔を出して、活動に参加してみる。
  • マンネリかな?と感じたら、新しいことに挑戦する時間を、週に20%取り入れてみる。

など、プラスアルファの行動を20%取り入れてみることではなかろうか。
(その際、いわずもがな、最低限与えられたことを100%やっているのが前提。)

どちらにせよ、上記のような行動をしていれば、当然、本人のスキルもあがる上に、
自然といろんなチャンスを得られる機会も増えていく。
だからこの法則が、何かみえない潜在意識的な根拠に基づいているとしても、そうでないとしても、
何らかの目標があって、成功したいのであれば120%の行動を取らない手はない。

もし独り身で身軽なら、劇的に人生を変えるために
ぴゅーっと上京でも何でもしてしまえば良かったのだが。
夫や幼子が居る立場で、そんなことは地に足のつかないこと。
そんな私にできることは、手の届く範囲のことに、少しずつ付加価値をつけて、
現状を連続的に変化させていくことだけだった。
亀の歩みでも、地味な、日々20%の変化の積み上げが、
将来に大きい変化をもたらすのだと、結果的に彼女は教えてくれた。

人間万事 塞翁が馬

もし今、目の前に、将来の目標と一見関係なさそうな難題が与えられて多としても、案外、それに取り組むことが、将来の目標をかなえるために必要な試練かもしれない。

どん詰まりにも思えた状況が、あるときサーっと開けることがある。
今は、まだ見えない景色かもしれないけれど、目の前のことは、将来の何かに繋がっているのかもしれない。
年を追うごとに、そんな感覚が強くなっている。

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富山の田舎でWEB屋さんをやってます
社長のくせにキャリアコンプレックスの克服にいそしむ3児の母
趣味はカラオケと勉強
早稲田大学理工学部 コンピュータ・ネットワーク工学科卒